初めてのiThoughts(アイソーツ)
あるブレーンストーミング的な打ち合わせでのエピソードです。私はiPhoneでメモを取っていました。傍目にはまるで私がメモも取らずにiPhoneをいじくっているように見えるかもしれません。
そんなときは、いぶかしく思われないよう、私からiPhoneの画面をお見せしました。
「このお打ち合わせのポイントを確認させていただいてもよろしいですか?」
iPhoneの小さな画面には、その打ち合わせでの発言が構造的に整理されて放射状に広がっています。
このメモをお見せしながら、要点を確認していきます。初めてこのようなメモをご覧になった方はたいていあっけに取られます。
「えっ? iPhoneでこれ書いてたんですか? 左下のほうを拡大できます?」
「うわーぁ、わかりやすいなぁ。あっ、『リスクヘッジ』のところ、講師が自分でセミナーを主催する場合に赤字を覚悟するというリスクもありますよね?」
そんなときも、iPhoneならその場ですぐに書き足すことができます。
マインドマップ型の議事録は、全体像が速やかに認識できるため、漏れや誤解に気づくのが早い点も優れています。
「あぁ、いいですね。これ、わかりやすい。えっ、これ、PDFにして送ってもらえるんですか?」
打ち合わせ終了後、会社に戻る電車の中でマップの誤字脱字や論理構造を修正しました。ノートパソコンだと座れなければ作業できません。iPhoneならば、かなりのラッシュでない限り、立ったままでも使えます。帰社したら、マップをiPhoneからPCに転送してFreeMindでいくつかの手直しをします。
「よし、OK!」
PDFにエクスポートして、打ち合わせ相手にメールします。帰社する時間がないときでも、多少のミスなら大目に見てもらえる相手には、iPhoneから直接PDFに出力してメールすることもあります。
相手の記憶がフレッシュなうちに議事録を送ってフォローすると話が早く進むからです。それも、マインドマップ型のメモならなおさらです。
ところで、電車の中でiPhoneを使っている人を見かけませんでしたか?
多くのiPhoneユーザーは、ゲーム、メール、Twitterに夢中です。従来の携帯電話と変わらない使い方をしている人たちがほとんどです。そんな人たちをわき目に、議事録、読書録、セミナー受講録やビジネスのアイデアをまとめたり、何かの計画を練ったりすることできたら、いったいどれだけ自分の時間を有効活用できると思いますか?
出席した会議、読み終わった本、受講したセミナーの要点をサッとまとめるようになります。せっかく思い浮かんだいいアイデアをまとめ損ねることもなくなります。
「もっと速く要点を整理できるようになりたい」
「もっと楽に自分のアイデアを人に伝えられるようになりたい」
「もっとスムーズにお客様や同僚の意見をまとめられるようになりたい」
という方にとって、この変化は驚異的ではないでしょうか。しかも、その変化は、通勤電車の中でも生み出せるのです。FreeMind使おう会では、そんなiThoughtsの使い方を紹介していきます。
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